第77章

 だが、カリーナの言葉が彼らにハッと気づかせた。バックたち三人は、最初の驚きが引いたあと、そろって首を横に振る。ユゴスに至っては最初から最後まで無言のまま。ぎゅっと寄った眉間が、反対の意思を物語っていた。

 けれどアリシアは、最初からその反応込みで準備してきている。空間道具を探り、契約魔法の巻物を一枚取り出して、ひらりと見せた。

「大丈夫。あなたたちが秘密保持の契約に署名してくれればいいだけよ。どうせ、いずれ広まる話だもの。それに同じ班なんだから、仲間の実力は強いほうがいい。今後の試練の成績にも関わるわ」

 さらに、釘を刺すように続ける。

「それと、私が写したのは音写版。正文じゃ...

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